2月22日 予算特別委員会

議事
(1)付託予算の審査
  ア 議案第73号 令和5年度墨田区一般会計予算
  イ 議案第74号 令和5年度墨田区国民健康保険特別会計予算
  ウ 議案第75号 令和5年度墨田区介護保険特別会計予算
  エ 議案第76号 令和5年度墨田区後期高齢者医療特別会計予算
   以上4件を一括して議題に供した後、理事者から、発言の申出があったため、これを聴取した。
   その後、一般会計の款3・区民生活費及び款4・資源環境費並びに国民健康保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計の質疑を一括して行った。
   質疑終了後、本日の会議を終了し、24日(金)午前10時から委員会を開会し、民生費及び衛生費並びに介護保険特別会計の質疑を行うこととした。
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             会議の概要は、次のとおりである。
                             午前10時00分開会

○委員長(加藤拓) 
 ただいまから予算特別委員会を開会いたします。
 早速議事に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 議案第73号、議案第74号、議案第75号及び議案第76号の各会計予算、以上4議案を一括して議題に供します。
 初めに、理事者から発言の申出がありますので、これを聴取いたします。

◎区民部長(佐久間之) 
 区民部から提出しました資料20に誤りがございましたので、訂正いたしました。おわび申し上げますとともに、差し替えをよろしくお願いいたします。大変申し訳ございませんでした。

○委員長(加藤拓) 
 それでは、そのようにご承知願います。
 本日は、一般会計の款3・区民生活費及び款4・資源環境費並びに国民健康保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計の質疑を一括して行います。
 それでは、順次質疑を承ります。

◆委員(井上ノエミ) 
 まず、予算書の120ページ、トリフォニーホール費について伺います。
 トリフォニーホール改修事業については、11月の定例議会で山本区長に質問しました。改修には50億円以上が掛かるようですが、山本区長のご答弁では、コスト削減に配慮するということでした。
 具体的にコストを削減する方法について伺います。また、どの程度のコスト削減が可能なのか、お伺いします。

◎文化芸術振興課長(岩本健一郎) 
 コストの削減に努めるのは当然のことであると思っています。その一方で、トリフォニーホールを改修していくためには、特定天井など特殊な工事もあり、一定の費用が掛かることをこれまでの議会で説明させていただきました。
 詳細な設計はこれからです。その際にコスト削減を意識して作業を進めていきたいと思っています。

◆委員(井上ノエミ) 
 パイプオルガンのメンテナンスにもお金が掛かるというご答弁でしたが、幾らぐらい掛かるのか伺います。

◎文化芸術振興課長(岩本健一郎) 
 当該のパイプオルガンはドイツのイェームリッヒ社のものですけれども、日本の事業者がメンテナンスを請け負っています。その事業者によると、メンテナンスには4,700本あるパイプの清掃等があって、手間暇及び高度な技術が必要であることから、1,000万円単位の費用が掛かると伺っています。

◆委員(井上ノエミ) 
 11月の一般質問でも言いましたが、トリフォニーホールの利用者の8割は区外の人です。区民が高額の改修費を負担するということについて、区民の理解を得ることは難しいと思います。利用者に相当の負担をしてもらう、つまり受益者負担が必要だと思います。山本区長も、受益者負担を検討するというご答弁でした。区外の人には、コンサートのチケット代金に改修費分を上乗せするなどのことが考えられますが、具体的に何か考えているのか伺います。

◎文化芸術振興課長(岩本健一郎) 
 前回の答弁では、区内外からの寄付の受入れなどを検討していくとお答えしています。それらの策も含めた具体的な策については、ほかの施設の事例も参考にして、ご提案の方法も含めて検討して整理できた段階で報告したいと考えています。

◆委員(井上ノエミ) 
 次に、122ページのスポーツ振興費について伺います。
 今回、スポーツ推進計画をつくるようですが、これからのスポーツ振興で大事なのは、シニアのためのスポーツ振興だと思います。高齢者が手軽にスポーツを楽しんで、70歳、80歳までスポーツを続けられる地域をつくる必要があると思います。
 静岡県の藤枝市はサッカーで有名な場所ですが、サッカーを健康寿命を伸ばすためのスポーツとして振興していて、年齢別のサッカーチームが60歳、70歳と、75歳以上まであって、最高年齢は88歳のプレーヤーだそうです。
 墨田区の総合体育館の屋上にはフットサルコートがありますが、平日の昼間はあまり利用されていません。高齢者の講習会を開いて、プレーヤーを集めてトーナメントをやったり、高齢者がフットサルを楽しめるような機会をつくってはどうでしょうか。
 また、東京ミズマチのイーストゾーンにパデル東京ミズマチがオープンしました。パデルはアメリカで大変はやっているテニスのようなスポーツで、テニスより小さいコートでやるラケットスポーツです。コートが狭いので、高齢者でも楽しめるスポーツです。スクールは3月1日より開校します。このスポーツも是非、墨田区で広めていただきたいと思います。
 また、区民体育大会もシニアが積極的に参加できるようにしていただきたいと思います。総合体育館やフウガドールすみだ、パデル東京などの協力してくれる組織はあると思いますので、シニアスポーツが盛んな墨田区をつくってもらいたいと思いますが、ご見解を伺います。

◎スポーツ振興課長(大島悠樹) 
 シニアの方々のスポーツ振興というところは、健康維持、競技人口維持の観点からも重要であると考えています。区では現在、区民体育大会や体育祭におきまして、卓球ですとかサッカー、バドミントンなどの競技で、シニア枠を設けて大会を行っているところです。
 また、区内のスポーツ施設におきましても、気軽に参加いただける軽運動の教室ですとかニュースポーツ体験など、これから運動・スポーツを始めようと考えているシニアの方や、体を動かすことが苦手なシニアの方にも、体を動かすきっかけとなるような事業を実施しています。
 委員からただいまご提案いただきました事例も含めまして、今後も競技団体や施設関係者との連携の下、シニアのスポーツ参加について取り組んでいきたいと考えています。

◆委員(井上ノエミ) 
 次に、地域スポーツクラブについて伺います。
 墨田区には、地域スポーツクラブが二つあります。2005年に設立されたスポーツドアあずまと、2007年に設立された両国倶楽部です。スポーツドアあずまは八広地域プラザ、両国倶楽部は両国中学校をベースにしています。
 この15年間は一つもクラブができていませんから、スポーツ振興の観点から、もっと地域スポーツクラブをつくったほうがいいと思いますが、ご見解を伺います。

◎スポーツ振興課長(大島悠樹) 
 区には、委員からのご指摘のとおり、現在、総合型地域スポーツクラブが二つありまして、高齢者体操教室ですとか、ちょっと楽しいスポーツ教室などを実施しており、今年度は障害者を対象とした事業を実施するなど、地域での活動の幅を広げているところです。
 現時点では、新たな総合型地域スポーツクラブの設立の予定はありませんが、今年度実施している区民を対象としたアンケート調査におきまして、総合型地域スポーツクラブの利用状況をはじめ、スポーツの実施状況やスポーツに対するニーズを把握しまして、その結果も踏まえて、今後の総合型地域スポーツクラブについて考えていきたいと思います。

◆委員(井上ノエミ) 
 次に、2025年に東京で開催されるデフリンピックに関連して伺います。
 デフリンピックに関しては、墨田区としても積極的にサポートしていただきたいと思います。会場を提供したり、ホストタウンになることも検討していただきたいと思いますが、現在、何か考えているのか伺います。

◎スポーツ振興課長(大島悠樹) 
 デフリンピック大会に向けた準備等の運営主体であります全日本ろうあ連盟作成のデフリンピック開催計画の中では、本区での競技会場の予定はありませんが、今後、東京都スポーツ文化事業団内に専管組織が発足するとも聞いていますので、ホストタウンも含めて、区として何ができるかについては、今後情報収集しながら考えていきたいと思います。

◆委員(井上ノエミ) 
 次に、129ページの環境保全対策費について伺います。
 東京都は2025年から、新築の住宅に太陽光パネルを設置することを義務化します。
 墨田区では、これまで太陽光パネルの普及についてはあまり力を入れてこなかったように思います。墨田区の施設にもあまり導入されていないように思いますが、もう少し積極的になったほうがいいと思いますが、どのように考えていますか。お伺いします。

◎環境担当参事(三浦博司) 
 助成制度のメニューとしまして、平成20年度から令和3年度まで、太陽光発電システムの導入経費の一部を助成してきたところです。
 今後は、都の補助制度の周知を強化するとともに、今、委員のおっしゃいましたように、都が2025年度に、新築住宅を建設する大手住宅供給事業者に対しまして、太陽光発電設備の設置を義務化することに合わせまして、本制度の内容についても今後区として検討していきたいと考えています。

◆委員(井上ノエミ) 
 最後に、129ページの地域温暖化対策助成事業について伺います。
 最近は電気料金が上がっていますが、暖房のエネルギーを節約するには、住宅の断熱リフォームや、二重の窓にするなどの対策が効果があります。是非、多くの区民に住宅の断熱改修をやっていただきたいと思います。
 そして、一緒に耐震のための改修工事もやるといいと思います。所管は違いますが、耐震と断熱はセットにして区民に宣伝していただきたいと思います。区内では、耐震化フォーラムなどの業者の活動がありますが、断熱改修も一緒に宣伝してもらいたいと思いますが、ご見解を伺います。

◎環境担当参事(三浦博司) 
 断熱改修につきましては、省エネ対策とともにヒートショックの対策にも寄与しますので、健康で快適な住環境を提供できる建築物断熱改修を今後拡充する予定です。
 また、周知についてですが、廃プラスチックのモデル実施や食品ロスの対策等とも併せまして、機会あるごとに周知を図っていくとともに、耐震改修の所管課と情報交換を行いまして、連携を図っていきたいと考えています。

○委員長(加藤拓) 
 以上で、新しいすみだの質疑を終了いたします。

○委員長(加藤拓) 
 以上で、一般会計の区民生活費及び資源環境費並びに国民健康保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計の質疑を終わります。
 議事の都合により、暫時休憩いたします。
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                              午後3時49分休憩
                              午後4時00分再開

○委員長(加藤拓) 
 委員会を再開いたします。
 これより、委員間討議を行います。
 順次、意向を確認いたします。
 初めに、革新すみだは委員間討議の意向がありますか。

◆委員(井上ノエミ) 
 ありません。